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増刊号:クリエイティブ採用サイトに見るADKクリエイターの系譜

「あのー。お互いに時間の無駄遣いだと思うので、もう帰ってもいいですか?」

えー!俺もう、何してるんだろー!これ、役員面接なのに…。
これ通過したら、最終面接!マジ?もう何してるんだろー、俺!

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もう一人の自分が全力で静止する声にも耳を貸さず、俺は、先程まで、揚げ足取りに躍起になっていた面接官たちが、俺の放った一言に呆気にとられている姿を背中越しに感じながら、やたらと殺風景に思えた面接室の扉を、俺は力一杯に閉じた。静寂に轟く扉の音。それは魂の叫び。そう。大人たちに媚びへつらうこともなく、己の尊厳を貫き通すことに成功したのだった。(完)

・・・とでも綴ってみれば、いささかハードボイルド就活生として、自分のほろ苦い青春の記憶に対する面目躍如が可能なのかも知れません。

けれども、このエピソードは、四半世紀も前の「圧迫面接」という大人の罠に、まんまと引っかかった哀れな就活劣等生の逆ギレ失敗談にすぎません。そして、主人公を務める「俺」こそ、本ノートの編集長を務めさせていただいております、僕に他なりません。

コンプライアンスという言葉どころか、そんな概念の必要性すら語られることのなかった時代から「妄想」たっぷりで、就活に臨んで良い時代へ。時代の変化同様、就活のあり様も、当然ながら、大きく変化しています。

ADKクリエイティブ採用サイト、
大幅リニューアル!

ADKでは4月12日に2022年度クリエイティブ採用サイトをリニューアル。就活生の皆さんからのエントリーを絶賛受付中です。
※詳しくは、本記事末尾のアイコンからご確認ください。

そこで用いられているのが、冒頭のタイトル上部に表示されているキャッチフレーズ&世界観ビジュアルです。

今回は「増刊号」という体裁で、このクリエイティブ採用サイトの表現をテーマに記事を書かせていただきたいと思います。

若気の至によるものか?

コンセプトワークと表現制作を手がけているのは、4月で入社2年目となるクリエイター2名&人事担当1名の同期トリオ

「…だからか。」制作スタッフの内情をお話すると、そんな声が聞こえて来そうな気もします。確かに他社様の採用サイトとしても、一見、若者がやり過ぎちゃった感じがしなくもありません。

しかしながら、実はこちら、クリエイティブ本部長である辻毅と本部長補佐である僕。4月で入社24年目を迎えた同期同士というそれなりの大人が若手クリエイターと共に打合せを重ねて作り上げたもの。

「若気の至り全開でやっちまいました!」そんなムード満載の顔つきながら、世代を超えたコラボレーション作品というわけです。

ADKクリエイティブの現在形。

入社2年目を迎えたばかりの駆け出しクリエイターと入社24年目のベテラン。22年もの歳月を隔てた、親子ほどの歳の差のギャップを持つ者同士

「僕たちが、やっちゃっていいんですか?」最初はそんな戸惑いを見せた若者たちもいつしか「ここは妄想じゃなきゃいけなくないですか?」などと、いささか、語気を荒げて言い放つ。世代を超えて交わされる喧々諤々のやり取り

どんなクリエイターでも、分け隔てなく自分の意見をぶつけ合える組織と風土。一人の当事者として打合せの場を共にしつつ、こんな表現が生み出される開発秘話にこそ、ADKクリエイティブの現在が垣間見れたような気がして、密かにほくそ笑む毎日でした。

全てのクリエイターが個性やスキルを
存分に発揮できる場であるために。

このADKクリエイティブ・ノートでは、毎週リレー形式でクリエイターをご紹介させていただいております。ここに登場するクリエイターは、僕たちの新たな取り組みである“ADK CREATIVE MALL”に所属しています。

クリエイターの「専門性の見える化」により、クライアントさんが抱える課題とクリエイターのマッチング率の最適化を目的にスタートしたこの取り組みには、3つのメリットが期待されています。

❶クライアントさんの満足度向上

スタッフィング段階から課題を的確に解決するソリューションアイデアをご提供しやすい環境ができており、確度の高いご提案が提供可能に。

❷クリエイターの活躍機会増幅

クリエイターの「強み」を「得意領域」で最大限に発揮しやすい環境を提供することで、誰もが活躍しやすくなる。

❸サービスの質の向上
 =組織の活性化

実効性の高いご提案によりサービスの質を高めると同時に、クリエイターが自らの存在価値を再認識。自発的に個別のスキル向上に励む。そんな好循環が生まれる。

多様性を育む妄想力の全肯定。

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かねてより「人が資産」と表現されて来た広告業界にあって、ADKはグループを挙げて、多様な個性のぶつかり合いこそが原動力となる組織風土であることをメッセージしています。

そんな中にあって、モノづくりに特化した職能という観点から「多様な個性」を「妄想」というキーワードに言い換えて表現したのが、冒頭でご紹介したクリエイティブ採用のキャッチフレーズというわけです。

次代を共につくり上げて行く大切な仲間への呼びかけを同世代である若手クリエイターたち、自らの手で行う。やがて同志として、共闘する先輩からのシュプレヒコールとして採用活動メッセージを投げかける。若くして裁量を与えられるADKだからこそ可能なアプローチです。

22年もの歳月を超え受け継がれるもの。

若者たちは、僕らがADK CREATIVE MALLに込めためた大胆な企みなど、きっと知る由もないでしょう。

けれども、一人ひとりが持ち合わせている個性や経験値から生まれる、時に「妄想」で終わらせてしまう何かを実現し、人一倍、誰かのために役立てたい。そんな青臭い逞しさを着実に継承してくれています。たとえ、リモートワークという新たな労働環境で育った若者たちでさえも。

それは、1番でも2番でもない、ADKというチャレンジングなポジションを渇望する者にこそ自然と受け継がれる共通の気概とも言えるものなのかも知れません。

ADKクリエイターの妄想を
皆さんの武器に変える場所。

先輩クリエイターがMALL内で掲げている看板=コンセプトも若手クリエイターたちの言葉を借りれば、「それを手立てに、クライアントさんのお役に立ちたい」という妄想なのかもしれません。だとすればなおさら、その妄想を妄想のまま終わらせず、皆さんの武器としてご活用いただかない手はないと思うのです。そんなたっぷりな妄想がここ、"ADK CREATIVE MALL"では、今日も膨らみ続けています。

若手クリエイターたちのメッセージから
ADKクリエイティブの現在を感じてみて下さい。

2022採用_note_210409_テキスト記事

ADK CREATIVE MALL 特設サイト

----------書き手----------

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Creative Director / CM Planner
ADKクリエイティブ・ノート編集長
若木 信 / Makoto Wakaki

1997年、ADK入社。プロモーション・プランナー、営業職を経て、30歳の1ヶ月手前からCMプランナーに。お天気カメラジャック。MVの広告メディア化。1億2000万人自由参加型CSVプロモーション。パラスポーツ体感ゲームアプリなど。メディアと価値観の多様化する現代において、既成概念に捉われない体験ストーリーの開発に従事。とは言え、CMプランナーから"CM"表記を無くしたくない派。


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